- 作詞:bagband
- 作曲:bagband
- 編曲:bagband
泣きたくなっても
涙が涸れて泣くことは出来ず
代わりに
イグニションキーを持って
扉を開けよう
エンジン暖め
熱を感じたらクラッチ握って
鼓動を高めて
繋げる1速
この場所は過去になるよ
走り続ける間に
自分とエンジンの境目が
消えてしまうまで
走って 走って
過ぎ去る風景が
まだまだ足りないと
捻るスロットル
残りのガソリン
気にしてブレーキ
立ち止まるよりも
思惑振り切れ
6速のままで走り続けるよ
少ない排気量
それでも 構わず
自分の中に沈んだいろいろ
燃やし尽くして
マフラーから吐き出そう
走って 走って
辿り着いた場所も
すぐ過去に変わるさ
次のカーブへ目を遣る
走り続けた最後に
自分とエンジンの鼓動が
止まってしまうまで
悲しいのに 薫る風
萌す草
浅い雲
笑う花
逃げる水
眠る山
来る鳥
高い空